hitoromo's blog

2013年交通事故でまさかの未亡人に。頑張ることはせず、日常に苦しみながら、悩みながら、悲しみと共に、幼い子ども二人とゆっくり生きています。夫はいつもそばに、、、そばにいてね。

フラッシュバック

久しぶりに夜中に眠れず、起きていました。0時を回ったころに、義父から電話。

「義母が亡くなった・・・」と。「そうか・・・」私は落ち着いて話をして、明日行くことを伝えて電話を切りました。それからやっぱり眠れなくて、何が必要か考えながら翌日の準備をしました。それでも寝ておかなくては、と少し寝ました。

夫の時は、ほとんど眠れなかったのに、心の準備ができていると大違いだなと思いました。

 

朝、子どもを連れて通夜の場所へ。そこは、夫の葬儀場と同じ場所でした。それがすごく嫌で、なんで同じ場所にするの!と言いたくなりましたが、義実家の事情もあるのでしょう・・・私の気持ちなんか関係ないのでしょう、仕方がありませんでした。夫の時の記憶が・・・しまっていたのに鮮明によみがえり、本当に苦痛の3日間が始まりました。    同じ雰囲気の部屋、花、香典の受付机、ろうそく、線香、山盛りのご飯に刺したお箸・・・夫の時は・・・といちいちフラッシュバック。義母のためではなくて、そのことで涙が出てしまいました。

 

きれいに寝かされている義母に会いました。夫の時と同じように、穏やかな顔でした。「長い間、苦しかったね、頑張ったね、夫によろしくね。」とお願いしました。 夫の時は片方の瞼がうっすら開いていて、何度も何度も押さえた・・・。冷たい頬に何度も触れた。乾燥でカサカサだった唇にリップクリームを塗った。頭をなでて、ボロボロと涙を流した。ああ、また思い出す。

 

義母は化粧をして、白髪を染めてもらい、私の持って行ったカーラーで髪にボリュームをつけてきれいにしてもらっていました。今思えば、夫も棺に入れる前に、散髪してかっこよくしてあげればよかったな・・・ギュッと抱きあげればよかったな。そんな余裕はなかったけれど。

 

最愛の夫を亡くすという悲しみを経験したので、義母の死はそれには及ばずでした。私は冷たい人間なのでしょうか。もちろん仲良くしていた義母ですから悲しいのですが、この三日間、あまり泣きませんでした。夫の時は、尽きることなく涙を流し、歩くのがやっとの位に憔悴しきっていたのに。

 

 

 <a href="http://baby.blogmura.com/shibetsusinglembaby/">にほんブログ村</a>