hitoromo's blog

2013年交通事故でまさかの未亡人に。頑張ることはせず、日常に苦しみながら、悩みながら、悲しみと共に、幼い子ども二人とゆっくり生きています。夫はいつもそばに、、、そばにいてね。

ちらり

長子を幼稚園に送り、

次子と家に帰る。

私のいつもの朝。

 

帰り道では、夫の事故現場が少し見えます。

道は違うけれど、視界に入ります。

月命日を誰かが覚えていてくれたのか

それとも時間があって行ってくれたのか

珍しく花が供えてあるのがちらりと見えました。

 

一年半。

何の区切りにもならないけれど

意識する。

私も花ぐらいは、と迷いましたがやっぱり行きませんでした。

そこには夫はいないし

いてほしくない。

 

ただ

事故の風化はいやだ。

でも私でなくてもできるし、

義兄に任せることになっているし。

兄弟なら責任もってくれるでしょう。

たぶん。

 

 

長子を送る時はいつも

ちらっと見てしまう。

いつもは一番効率の良い道だから通るけれど

本当は通りたくないので、

たまには遠回りして帰ろう。