hitoromo's blog

2013年交通事故でまさかの未亡人に。頑張ることはせず、日常に苦しみながら、悩みながら、悲しみと共に、幼い子ども二人とゆっくり生きています。夫はいつもそばに、、、そばにいてね。

長子の考え

いつも通り

寝る前に夫の前で

次子は線香をあげて、

長子は写真におやすみのキス。

 

その後

長子がポツリと

「お父さん、本当は写真だったんだ。」

と言いました。

 

「長子が小さい時、お父さんはいたよ。

 抱っこしてくれたり、散歩したり、

 長子のこと可愛い可愛いって言ってたよ。」

と私が答えると

 

「赤ちゃんの時は遊んだけど

 それは夢で・・・」と長子。

 

「夢じゃない。お父さんはいたよ。

 今は、悲しいけど、お父さんには会えないんだけどね。」私。

 

「え・・・・・会えない・・・・

 長子も次子も涙がポロリとひとつ出るよ!」

と長子が悲しい顔をして

私に寄りかかりました。

 

長子は、また会えると思い続けていたのでしょう。

 

私はギュッと抱きしめるしかできませんでした。

 

「お母さん大好き・・・」

「お母さんも長子のこと大好きだよ。

 お母さんがいるから大丈夫だよ。」

 

眠るまで

何度かそんなやり取りをしました。

 

 

 

長子を混乱させてしまっただろうか。

 

 

長子は安心して眠れたのだろうか。

 

 

私は、うまく長子の心を包めただろうか。

 

 

 

長子に

「お父さんは何で写真なの?」と聞かれたときに

「何でだと思う?」と聞き返しました。

 

「本当は写真だったんだ。」と答えるので

いたことをしっかり伝えました。

 

その時

「死」という言葉が

私はどうしても言えなくて、

「遠くのとっても遠くの・・・

 空かもしれないし

 海かもしれないし、

 お母さんも悲しいけれど会えないところにいるんだよ。」

と言いました。

 

長子は悲しそうにしていましたが、

いずれまた

この話をして

「死」ということを

伝えなければいけないでしょう。

 

「私」がそれを伝えなければ。

 

子ども達が

悲しみと共に、「お父さん」を心に、生きていくために。

 

 

 

三回忌法要の日が近づきます・・・・・・

 

その時が

そのタイミングかな。

と思いつつ、

どう伝えるかは全く考えられないでいますが。