hitoromo's blog

2013年交通事故でまさかの未亡人に。頑張ることはせず、日常に苦しみながら、悩みながら、悲しみと共に、幼い子ども二人とゆっくり生きています。夫はいつもそばに、、、そばにいてね。

ゴール?

グリーフケアのことを調べていますと

 

「ゴールは、死別した人のことを話せるようになること。」

という一文が目につきました。

 

夫はこんなことで

こういっていた・・・。

夫の好きなものは・・・。

 

なんてことは、

私はお別れした次の日から実母に話していました。

 

夫のことを忘れたくない一心で

涙を流しながら、疲れて眠れるまで

思い出してはポツリポツリと・・・・・。

 

 

それがゴールなんて嘘。

 

ゴールって何。

 

ゴールなんてあるわけがない。

 

それをケアというなら

私はもう助けを求められないの???

 

 

辛さ

悲しみ

憎しみ

絶望

不安

それらは・・・・・・

受け入れながら自分で生きられるようになるのは

人それぞれ。

時間も人ぞれぞれ。

 

悲しみは時間が経てば薄れるのではなくて

慣れるのでしょうね。

 

私はいつも悲しいです。

夫のことを想って悲しいです。

 

でも今は、毎日泣くわけでもないし

周りの人に訴えることもないです。

 

 

それを知らない人は、

良い方に落ち着いたとか

もう元気そうとか

幸せとか

子どもがいるからとか

大丈夫とか

思うんでしょうね。

 

 

そう思われていると感じることで

当事者の私たちは

元気にしていないといけないんだ、

周りに気を使わないといけないんだ

そうしないといけない感覚になって

辛さプラス疲れが伴うんでしょうね。

 

幸せな人に

分かってほしいとか思わないし、

絶対に分かるわけがないから、

分かったようにゴールなんてこと広めないでほしい。

 

父親を事故で亡くした人の言葉だったけれど、

やっぱりそれはその人の考えであって、

普通の人に死別で苦しむ人がみんなそうだ、なんてこと

植えつけないでほしい。

 

と、私なんかが非難するなんて

おこがましいのかもしれないけれど、

普通の人が、ゴールがあるものと思って私たちなんかに

分かったふりして接してきても困る。

 

そんなことはめったに無いとしても。